吃音の方は、電話に苦手意識をもっています。
しっかり喋れるかどうか?相手に伝わるかどうか?
職場によっては、電話に出なければいけないこともあるでしょう。
普段から電話をしない人もいると思います。
そこで、ちらでは、吃音の人が電話に出る時のコツや対策について解説しています。
どうしても電話が苦手と言う人は、ぜひ参考にしてみてください。
コツは準備をすること!吃音でも安心して電話できる!
何事もそうですが、準備することは大切です。
事前に準備ができていなければ、上手に喋れるわけがありませんからね。
それに何を喋ればいいか緊張しています。
具体的には・・・
・受話器の前にメモ用紙とペンを用意しておく
・決まり文句を考えておく
これらのことを前もって準備しておくようにしてください。
話す内容を紙に書いておく
電話をかける場合は、あからじめ話す内容を箇条書きでいいので用意しておきましょう。頭で覚えていても、どもりが出た瞬間に内容を忘れることがありますからね。それを防ぐためにも、紙に書いておくことが大事です。
受話器の前にメモ用紙とペンを用意しておく
かかってきた電話を取らなくてはいけない場合もあるでしょう。そんな時には、受話器の前にメモ用紙とペンを用意して、話しの内容を書いていきましょう。また、会話の内容を録音できる電話があるなら、それを活用するのもいいと思います。
決まり文句を身につける
電話をかける時や受ける時には、割と決まる文句があるものです。
例えば・・・
「私、〇〇会社の山田と申しが・・・」
「いつもお世話になります、〇〇ですが・・・」
「あいにく、○○は、不在にしております。○時に戻る予定です」
「もし、よろしければ、伝言を承りますが・・・」
このように電話での簡単な決まり文句はありますので、あからじめ覚えておきましょう。
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このように事前に準備しておくことでスムーズに電話に出たり、かけたりすることができます。
電話の苦手意識をなくす!
特に若い世代では、LINEやメールなどを使い、電話をかける事も少ないので、別に吃音でなくても、苦手と言う方はいます。
ですが、社会人になり、会社で電話を使う部署に配属された場合は、たとえ、どもりの症状があったとしても、電話で受け答えしなければいけません。
では、電話の苦手意識をなくすには一体どうすればいいのか?
具体的には・・・
・聞き返しても問題はない!
・友達と電話の練習をするのもいい!
これらのことが大事です。
上手く話せなくても大丈夫と意識を変える
電話で上手く話そうと思えば思うほど、どもりがでてしまうものです。なので、上手に喋ろうとしなことが大切です。話の内容が伝わっているかどうか?相手の話が理解できているかどうか?ここが重要ですので、会話に集中するようにしましょう。
聞き返しても問題はない!
相手が何を話しているのか理解できない場合は、聞き返しても問題はありません。逆に分からないことをそのまま放置してはトラブルになるので、話しが分かるまで聞き返しましょう。
友達と電話の練習をするのもいい!
どもるから電話が苦手というなら、友達と練習をするのも1つの対策になります。ただ、友達の場合は、緊張感がないので、友達の知り合いを紹介してもらうといいと思います。知らない相手ならそれなりに緊張もしますし、新しい友達もできますからね。
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電話の苦手意識をなくすには、このような事を行っていけば良いと思います。
吃音の人が電話で失敗しないためのコツや対策?
どもりがあると、自分の思っていることの半分も言えない場合もあります。
もちろん、友達との会話ならいいですが、仕事ではそれは通用しません。
では、吃音の人が電話で失敗しないためにはどんな事を気をつればいいのか?
主に挙げられるのは・・・
・相手の話に集中すること
・聞き逃したらすぐにかけ直すこと!
これらのことが大事となります。
ゆっくり話すことを意識する
吃音の人は、話しを早く済ませたい気持ちから、早口になる傾向にあります。特に電話の場合は、相手の顔も見えないので、普段よりも話すスピードが速くなるのでしょう。なので、ゆっくり話をするよう意識してみてください。遅いと思ったぐらいのスピードでも大丈夫です。
深呼吸をする
深呼吸をすることで自律神経の乱れが改善して、緊張を和らげることができますので、電話をかける時は、何度が深呼吸をするのもいいでしょう。また、電話に出る時も1度だけ、深呼吸をしてから出てみてください。
相手の話に集中すること
電話で一番重要なのは、話の内容を聞いて「はい」「いいえ」「できます」「できません」などの返事を返すことです。自分の吃音の事を心配していては、話しの内容も分からなくなるので、相手が言っていることに集中して、すぐに応答できるようにしてください。
聞き逃したらすぐにかけ直すこと!
電話の要件をメモしたつもりでも、字が汚い場合などは自分でも何を書いているのか分からなくなることがあります。そんな時には、すぐに電話をかけ直して確認しましょう。
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吃音がある人は、普通の人以上に、電話が苦手ですが、慣れることで克服することができるようになります。